家族が自然と集まり、ほっと落ち着けるリビング。そんな空間づくりの鍵となったのは、「自然の恵みを活かす」設計手法、パッシブデザインでした。
兵庫県・高砂市に完成したこの住まいは、ご主人のご実家に隣接する敷地に、ご夫婦がこだわり抜いて建てた自由設計の一邸。住宅展示場で出会った「三建」のスタッフの親身な対応と確かな提案力が、パートナー選びの決め手となりました。

中でも設計の中心に据えられたのが、太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを積極的に取り入れるパッシブデザイン。冬の日射取得のために南向きに大開口の掃き出し窓を設け、吹き抜けや4方向のハイサイドライトを組み合わせることで、室内全体にやさしい陽光が届く設計に。これにより、約22畳のLDKも日中は暖房要らずの暖かさを実現しています。


窓には断熱性能に優れたLow-Eガラスを採用。日中に取り込んだ熱を室内に“貯め”、夜まで暖かさを保つ効果があるため、省エネ性も抜群です。
さらに、夏場は外部に設けた庇(コンバイザー)とロールスクリーンで直射日光をコントロール。年間を通して快適な室内環境を保つ工夫が随所に凝らされています。
断熱構造には、建物全体を板状の高性能断熱材「ネオマフォーム」で包み込む外断熱工法を採用。冬は冷気を遮断し、夏は外気の熱を寄せつけない構造が、安定した住環境を支えています。
また、「第一種熱交換型換気システム」によって、外気の温度に影響されにくい新鮮な空気が常に供給され、住まい全体が心地よい空気感に包まれています。


快適な住まいのための工夫
☑ 自然エネルギーを活かす「パッシブデザイン」
☑ 高性能断熱材「ネオマフォーム」を使用した「外断熱工法」
☑ 温度変化を抑える「第一種熱交換型換気システム」
☑ 日射量に合わせた「高性能Low-Eガラス」窓の採用


「明るく開放的なリビングに、自然と家族が集まってくるのがうれしい」と話すご夫妻。これから迎える夏の日々も、この住まいで快適に、そして笑顔で過ごしていかれることでしょう。
Builder’s Voice
「プライバシーを考慮しつつ南面からの日射を取得するため大きな開口部をプランニングし、快適なLDKを目指しました。」
-SANKEN ARCHITECTS 永井 徳享-

House data
所在地:兵庫県高砂市
延床面積:120.89㎡(約36.56坪)
- 1階:89.43㎡ / 2階:31.46㎡
設計・施工:三建
完成年月:2021年12月
プラン・施工期間:各 約4ヶ月
建物本体参考価格(税込):約2,800万円
※上記参考価格は、この建物を建てる際にかかるおおよその価格です。